本当に美味しい土産は、地元民が知っている!

旅行に行けば行くほど迷ってしまうもの……それはお土産! なんでこんなにお土産があるんだYO!! 雑誌のお土産ページが見開きで何ページもあるYO!!

そんな迷える子羊のためにあるのが、Pouchの「地元民が本当にオススメする土産シリーズ」なのだ★ 雑誌やテレビでもなく、手みやげの達人でもなく、地元民がガチで愛するお土産とは……?

今回ご紹介するのは大分県「瑠異沙(るいさ)」です。

【推薦者「中の餡の色が不思議すぎるけどおいしい」】


オススメ土産:ざびえる本舗「瑠異沙」
推薦者:大分県出身 ごとうさん
推薦文: おれが1番好きな大分土産は、メジャーなやつだけど瑠異沙ってお菓子です。大分名物の南蛮菓ってやつで、甘くておいしい。けど、この色何でできてんの? って不思議さがある。で、念入りな個包装でちょっぴり高級感もある。

他県出身者からすると、まずは「瑠異沙」って誰……というところから始まるわけですが、中身も不思議なお色をしてるとか。ますます謎のお菓子、気になりますね! さっそく取り寄せてみました。

【瑠異沙ってどんなお菓子?】

「瑠異沙」は、大分県佐伯市宇目に眠るキリシタン少女「るいさ」の面影を偲ぶ銘菓だそう。バイオレットリキュールを加えた白あんをカステラ生地で包み、アルミ箔で包んで焼き上げた焼き菓子なのだとか。

推薦者さんが不思議に思っていたアンコの色は、バイオレットリキュールの薄紫色なのですね。お菓子の作られた由来からして、なんとも異国情緒が漂っています。

【小さな冊子付きのガーリーな包装】

外箱には瑠異沙と思しき、キリシタンの少女の絵が描かれています。薄紫のグレーをベースにした、独特のムードのあるパッケージです。

中を開けると、和菓子っぽいパッケージの「瑠異沙」に添えられて、スミレの花が描かれた小さな冊子が。中にはキリシタンの少女、瑠異沙に捧げる詩が書かれていて、なんともロマンチックです。

【スミレの花香る上品なお菓子】

瑠異沙の包み紙を開けると、中には銀紙に包まれた小さなケーキが出てきました。そっと銀紙を開けると、ふんわりと洋酒の香りが漂い、素朴な雰囲気のケーキがでてきます。

ケーキ生地はかなりしっとりしています。2つに切ってみると、中には淡い紫色のアンコが。たしかに、なんとも言えない不思議な色をしています。

ひと口食べると、口いっぱいに広がる、ヴァイオレットリキュールの香りと、バターが香るケーキ生地の風味。スミレの花の香りといっても、しつこい感じはなく、どことなく柑橘を思わせるさわやかさもあります。

包み紙の和風なイメージとは裏腹に、かなり洋風な印象で、これは初めて食べる味。しっとりとしたケーキ生地に、洋酒の香るアンコがマッチしています。銀紙に包まれているのは、このリキュールの香りが飛ばないようにしてるのでしょうね。

これは、緑茶よりも紅茶と合わせてティータイムを楽しみたいですね。大分名物の「瑠異沙」スミレの花が香る、なんとも乙女チックなお菓子でした。また食べてみたいです。

参考リンク:ざびえる本舗
撮影・執筆=御花畑マリコ (c)Pouch

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