スマートフォンは便利だけれど、うっかり落としたら最後、画面がバリバリに割れてしまうのが悩みの種。ですが今回紹介するスマホケースさえあれば、そんな非常事態を防ぐことができそうなんです。

ドイツにあるアーレン大学工学部に所属する学生、フィリップ・フレンツェル(Phillip Frenzel)さんが生み出したのは、四隅から足がにょきっと生えてくる(!)スマホケース「ADcase」。

まるでクモのように生えてくる “足” が、車のエアバッグのような役割を果たし360度方向から守ってくれるので安心。 “足” はスマホケースに格納することができて何度でも使えるので、エアバッグよりも便利といえるかもしれません。

【名前のとおりの働きをしてくれます】

2018年にドイツメカトロニクス協会(German Mechatronics Society)から賞ももらっているという、「ADcase」。

名前の頭にある “AD” は「Active Damping(能動的な振動吸収)」の略だといいますが、使用する様子をとらえた動画を観ればまさしくこの言葉どおり! 内臓されたセンサーが落下の危険を察知してくれるおかげで、金属でできたバネのような足が、自動的に飛び出すのです。

【スマホを落としてダメにした経験が元に】

バネが格納されているとはいえ、ケース自体の厚さは4.9ミリとスリム。無線でも有線でも充電が可能で、iPhoneは、X、8/8 Plus、7/7 Plus、6S/6S Plus、6/6 Plusに対応しているといいます。

海外サイト「Mashable」によれば、「ADcase」の発想の源となっているのは、フレンツェルさん自身の苦い経験

ある日ジャケットのポケットからスマホを落としてしまったところ、2度と使えなくなってしまったことから、スマホをしっかり守ってくれるケースの開発を思いついたそうなんです。

【近々クラウドファンディングやるってよ】

「ADcase」にはホームぺージもあって、そこには本格的に商品化していくため近々クラウドファンディングサイト「Kickstarter」にプロジェクトを立ち上げる、という旨が記載されていました。

スマホを落としてしまいがちな人にとっては救世主的なアイテムですし、市場に出回る日もそう遠くはなさそうですね!

参照元:ADcaseYouTubeFacebookMashable
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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