アメリカ・ルイジアナ州ニューオリンズのロック・ハーバー・チャーター船団(Rock Harbor Charter Fleet)のメンバーでチャーター船の船長、ハップ・ファレル(Hap Farrell)さんがフェイスブックに公開していたのは、ちょっぴりショッキングな映像。

釣りを楽しむべく船をチャーターした客たちが遭遇した “ワイルドな瞬間” を、カメラがしっかりととらえていました。

場所は、アメリカ・マサチューセッツ州沿岸にあるケープコッド湾。女性が垂らした釣り糸に大物が食いついたかと思いきや、その獲物にすかさず目をつけたのが1匹のホホジロザメ。勢いよく食らいついて、なんと横取りしてしまったではありませんか!

釣り糸に残っていたのは、魚の頭部のみ。まったく、やってくれますよねぇ。

【サメってこんなにも高く飛べるんだね】

また別の日。釣りをしていた老紳士の “獲物” を襲ったのは、またしてもホホジロザメでした。

前回は静かに獲物へと食らいついたサメでしたが、今度は思いっきりジャンプして存在感をアピール(?)。海上に立ち上がるかのごとく高く舞い上がって、ガブリッ! またしても頭以外を食べつくしてしまいましたとさ。

【珍しい現象ではないようです】

海外サイト「Boston Herald」が行ったインタビューによると、ファレル船長は40年間、この一帯で漁業を行っているのだそう。こういった現象が起きるのは珍しくないらしく、現れたサメの大きさは推定で2.7mほどではないかと語っています。

【血の匂いを嗅ぎつけたのかも?】

釣り好きの友人から聞いた話では、サメは血の匂いにとても敏感なのだそう。釣り糸にかかったときにできたほんの小さな傷から滴る血の匂いを嗅ぎつけてやってくるらしく、おそらく今回のケースもこのパターンだったのではないでしょうか。

獲物は取られてしまったものの、目の前で起きた衝撃的な出来事にお客は喜んでいたように見えます。それはそれでよかったけれど……サメのハンター能力、おそるべしですっ。

参照元:FacebookBoston Herald
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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