お祭り会場のような、屋台、出店の並ぶ場所へ行くのが大好きな私。近頃は、昔なじみの屋台メシに軒を連ねて「一風変わった商品を売る屋台」をよく見かけるようになりましたよねえ。

先日、浅草で行われていた「三社祭」へ出かけた折にも、何か面白そうな屋台はないかなあと思いながら境内をウロウロしていたのですが……あった! ありましたよ!

その名も「点滴ジュース」とやらが!! これは、次なるブームの予感がする……!

【「点滴ジュース」とはなんぞや】

浅草三社祭の日に、浅草寺の境内で発見した大行列ができている屋台。それが「点滴ジュース」でした。

すごく喉が乾いていたので「点滴ジュース」の文字を見たときには「間違いなくコレだー!」と思ったわけですが……ちょっと待って、そもそも”点滴ジュース”ってなんなの?

独自の栄養ドリンクみたいなジュースだったら、ちょっと怖くない!?

【実は”点滴風”の、ただのジュースだった】

そう思いながら屋台に近づいてみると「アセロラ」「カルピス」「レモン」「オレンジ」などの文字が書かれています。あ、なんだか普通のジュースっぽい? とりあえずホッとする私。

さらに言うと、屋台のお姉さんが、ペットボトルのカルピスを専用の容器にザバザバと補充しているのを目撃してしまいました。マジに普通のジュースだわ。

では何が「点滴ジュース」なのかというと……そうです。ジュースを入れてくれる容器が「点滴風」なのです。

え! それだけで500円もすんの! という気持ちになりましたが、ここまで来たら並ぶしかあるまい。ということで、待つことしばし。

ゲットしました。

点滴風の容器に入ったジュース(氷入り)を、首からぶら下げられるようにリボン付きリングを通して渡してくれます。なんと、ストロー部分にロック機能まであり、飲まないときはロックしておくことでこぼれるのを防いでくれるそう。

へええ……と思いながら首からぶら下げ、飲んでみました。

なんだこれ……。

【注目度バツグン! そして便利!】

私は思わず真顔になってしまいましたが、友人は爆笑しながら写真を撮ってくれました。そして反対に、友人の写真を撮るときには、私が爆笑。周りの購入客も、みんな爆笑しながら写真を撮っています。

つまりこれ、飲んでる本人より、見てる周りのほうが確実に面白いんです。何ぶら下げてんの! っていう気持ちと、何普通にチューチュー飲んでんの! っていう気持ちが湧き上がってきて笑いがこらえきれません。実際、通りすがりの人に何度も「何アレ!」と言われました。

さらに意外なことに、この「首からぶら下げて飲むシステム」が、実はお祭りのような場面ではめちゃくちゃ便利だということもわかったのです。

喉が乾いたからといって、カバンからペットボトルを出したり、キャップを開けて上向いて飲んだりする必要がない。お祭りの風景を楽しみながら、手ぶらでチューチュー吸えるの、めっちゃラクだわ〜。

【容器は再利用できるのか?】

あまりにも便利だったので、飲み終わった容器を自宅に持って帰ってきてしまいました。洗って再利用とかできるのかな?

容器の口は、チャック形式なので普通に開けることができました。ただ、問題はストロー部分。水を通して洗えなくもないですが、なにしろチューブが長いので、洗ったあとの水がなかなか抜けません。

洗った後、3日ほど様子を見ましたが、全体から水分が乾ききっていない感じ。衛生的に、これは無理そうかなあ……めちゃくちゃ便利だったんだけど……(本気で再利用したかった)。

【この面白さと便利さ、体感してほしい!】

というわけで、2018年は「点滴ジュース」の屋台がブームになる予感! 中身はただのジュースですが、注目度と便利さは折り紙つき。SNS映えも間違いナシです。

どこかで見かけたらぜひ、トライしてみてくださいね☆

参考リンク:Twitter検索:点滴ジュース
撮影・執筆=森本マリ (c)Pouch
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