テレビアニメ化や実写映画化もされた椎名軽穂さんによる大人気少女漫画『君に届け』が、約12年におよぶ連載に幕を下ろします。

最終回が掲載されるのは、2017年11月13日発売の『別冊マーガレット 12月号』(集英社)。公式サイトに簡単なあらすじが書いてあるのですが、明らかになっているのは「主人公の爽子(さわこ)が地元を離れる日がやってくる」という点だけ。

どんな結末を迎えるのか楽しみなような、寂しいような……。爽子と風早(かぜはや)くんの出会いから12年もの月日が経っていた(現実世界では)のかと思うと、万感の思いがしますっ。

【どんなお話なの?】

長い黒髪と真っ白な肌、そして大人しい気質から “貞子” と呼ばれ、周囲から不気味がられていた爽子。でも本当は優しくて前向きでけなげで、こんなにいい子がこの世にいるのか!ってくらいにピュアなんです。

誤解されやすい爽子を始めから受け入れ、屈託なく接してくれたのが、いつもみんなの輪の中心にいる人気者の風早くん。爽子はひそかに好意を抱きますが、一方通行の恋だと思っていました。しかし実は風早くん、一目ぼれに近い感情で爽子のことを好きになっていたんですよね……キュン♡

それから紆余曲折を経て2人は付き合うことになるのですが、この2人がもう本っっ当に純粋で、わたし的に世界で1番応援したくなるカップルかも!!

爽子の親友のギャル2人、あやねと千鶴も驚くほど “いいヤツ” で、初めて読んだ後に心が清らかになったことを思い出しました。なんて優しい世界なんだろうって、しみじみしたものですよ……。

【ネットにはたくさんの声が】

『君に届け』をずっと読んできたという人はもちろん、かつて読んでいたという人たちも、最終回のニュースにさまざまな思いを抱いているようです。ツイッターには以下、たくさんのコメントが寄せられていました。

「ついにきちゃったのか……!! つらい」
「小学生の時から集めよった漫画と思ったら切ないなぁ」
「12年て想像より長かったなぁ……」
「君に届けは別マ(別冊マーガレット)の代表作だよほんと」
「高校時代からずっと読んでたのに最近追っかけてなかったなぁ」
「今からでも続き読みたいな」

ファンのみなさんのつぶやきを読んでいくと、 “注目していた部分” “好きな部分” がそれぞれ異なっていて、その点も興味深かったです。

挙げられていたのは「爽子と風早くんの恋愛事情」を筆頭に、「爽子と親友ギャルズたちの友情」「教師のピンとあやねの関係」「龍と千鶴の未来」などでして、たしかにどれも見どころですよね~!

【爽子も風早くんも3歳しか年取ってないのか…】

泣いても笑っても、あと1回で最終回。それにしても改めてビックリするのは、3年間の高校生活を12年で描いたという点ですよねぇ。年を取らない設定の漫画はたくさんあるけれど、時間の流れの丁寧な描写にうなってしまうわ……!

参照元:別冊マーガレット公式サイトTwitter検索 君に届け 最終回
執筆=田端あんじ (c)Pouch