仕事やアルバイトを毎日していると、知らず知らずのうちに身についてしまい、日常生活でもついつい出ちゃう癖や習慣ってありませんか。

今回は、日本最大級のQ&Aサイト「教えて! goo」から、「皆さんの『職業病』みたいなことを教えて下さい」についてのQ&Aをご紹介します。

【今回の質問】

仕事をずっとやっていて自然と身についてしまったようなこと、身体がそのように適応してしまったようなこと。それが自分の生活にどのような影響を与えていますか? 私は「理屈っぽい」と言われますが、これは完全に職業病だと思っています。
(localtombiさん)

【回答者さんたちからのお答え】

■ついつい……

書店を利用するときに、雑誌のコーナーで平積みされている雑誌の上に別な雑誌がのっていたら、元の場所に戻してやりたくなります。時々、本当に戻します。だって元の場所に戻さないと下にある平積みされている雑誌が見えなくなりますから。元書店員なので、つい……。
(kaori-hadukiさん)

書店員なら無意識のうちにやる本の整理を今もやってしまうってことですね。きっと回答者さんは本が大好きで、お客さんのことを思って一生懸命お仕事されてたんでしょうね。

■毎日服をたたんだ結果……

学生時代、某カジュアル服チェーンで働いてまして、毎日服をたたみ続けた結果、今でもそのたたみ方で自分の服をたたんでいます。自動ドアが開く音がすると「ぃらっしゃいませー!」と叫びそうになる癖は半年ぐらいで消えました。それ以外にもレンタルショップで働いた結果、VHSのテープを片手に数十本のせて歩く技も身に付けましたが、これは披露する機会がなくなってしまいました(笑)。
(EFA15ELさん)

服を上手にたためるということは、きっときちんと収納もできてると思うので、これはうらやましいなあ。VHSは今ではほとんど見かけることがなくなりましたから、お披露目できないのはちょっと残念ですね。

■スプーンの「バリ」が……

某料理屋さんでの業務全般をこなしていたときの癖で、電話の声が「よそいき」の声になります。また、製造業にも携わっていたので、プラスチックの成型や携帯電話の電池や電池カバーにはうるさいです。よくコンビニでスウィーツを買うとスプーンをつけてくれますよね? あれの「バリ」が気になって仕方ないです。(バリはうまく離型できず残ってしまったトゲです)。
(michiyo19750208さん)

電話をとった瞬間にスイッチが入っちゃうんでしょうか。電話を受けることが多い人にはあるあるかもしれませんね。それからスプーンの「バリ」。私は意識したことありませんが、作っていた人は気になってしょうがないところなんでしょうね。

■お客さんなのに……

板前です。私も外食時、食べ終わったあと片付けやすいように全て重ね、テーブルを拭く。しかも重ねる時、油物の皿は分ける。飲み屋とかでお客が入ってくると、初めての店とかでも「ラッシャーイ」って反射的に言う。板前仲間と飲んでると、普通に話しててお店のドアが開く音に反応して2人とも言ったりする。
(m41さん)

板前さんだからきっと威勢よく大きな声で言うんでしょうね。ポカンとするお客さんの顔が浮かんできて、想像すると笑えます~。

■バスガイドの癖で……

高校生から早10年。ずっとサービス業をしてきたので、ファミレスに行くと食べた食器を片付けやすいようにまとめる。洋服を買いに行くとおたたみしてしまう。キャバクラのアルバイトをしていたので、灰皿が会社でたまっているのとか、吸わないのについつい捨ててしまう。一番困っているのは、バスガイドをしていたときに左右を逆に覚えていたので、いまだに無意識に逆に言っちゃいます。道案内、かなりクレームです。
(mayuseaさん)

食器をまとめたり、洋服をたたんだりは、もうあるあるなんでしょうね。そして道案内の左右が逆になってしまうのは、バスガイドならでは! いつもバスの後方を見ていたから、すべて逆で覚えているってことですね~。車で道案内してもらえるのはうれしいけど、日常のシーンではちょっと困っちゃいますね。

■無意識のうちに……

職業病というのか貧乏性なのか、無意識に高速道路の緑の看板を避けてしまいます。トラック運転手を長いことやっていますが、どの会社に行っても高速代はケチれとか、高速乗るなら自腹とかです。で、友人に「お金出すから高速で送って~」などと言われ、自分の乗用車で移動中も話に夢中になってたりすると、無意識に高速の入り口をパス……。「あれっ乗らないの?」「しまった。乗っていいんだっけ」という具合。
(elf2814さん)

ほんと無意識なんでしょうね~。まさに身についた癖! 職業病、おそるべし!

■「どーでもいい」!?

広告デザインをやってるので、自分の年賀状とか、子どもの写真のレイアウトとかこだわります。いや、プロとしてこだわりのある方ではないんですが、それでもやはり妻なんかには「そんな細かいところどーでもいい」ってよく言われます。
(mikasa1905さん)

まさに奥さんの言葉どおり、普通の人はほんと「どーでもいい」ところでも、デザイナー目線で鋭く見ちゃうんでしょうね。

■天井の設備をジロジロ……

天井とかの設備を見る。設備図面とか描いているからね。特に自分がかかわった物件は見たいですね。
(kyo-moguさん)

建物自体はグルッと見るけれど、設備まで見る人はなかなかいないですよね~。でも自分がかかわったものが実際にどうなったのか、気になる気持ちは分かります。

■ひと目で分かる!?

散らばった小銭を見て、総額が少し分かります。
(to1999さん)

レジや会計などでお金を扱ってたんでしょうか。私は全然分からないので、すごいと思いますよ~。

■何年たっても忘れない……

大昔ですが、短期で包装の仕事をしたことがあって、小さい箱を紙で包むのが上手くなりました。一度身についたことは何年経っても忘れないものだなぁと思います。今でも、何か包むときは自然と当時教わった方法でしますね。
(coffee-beanさん)

これは特技といってもいいんじゃないでしょうか。日常生活でもちょっとしたプレゼントを包んだりということはありますから、ササッときれいに包めるのはうらやましいです。

ちなみに私の場合、ライターの職業病としては、やっぱり「文字が気になる」ということでしょうか。看板やメニューの漢字が間違っていたり、文章が変だったりしたら「ここをこう直したらいいのになぁ」と心の中で修正してしまいます~。

あと文章を書く際「記者ハンドブック」という表記方法のガイドブックみたいな本を参考にすることがあるのですが、新聞や本を読んでると表記が合ってるかどうか気になります。例えば「『様々』は『さまざま』って書くのね」とか「『気を使う』は『使』だけど、『気遣い』は『遣』だよね」とか。ちょっと気が休まらないけれども……。

Pouch読者の皆さんの職業病はなんですか?

参照元:教えて! goo 「皆さんの『職業病』みたいなことを教えて下さい」
執筆=シナモン / 画像=Pouch (c)Pouch