パンク・ゴシック・ロリータ系といった原宿系ファッションを取り扱う雑誌といえば、1998年に創刊された『KERA』。雑誌は2017年3月に休刊してしまいましたが、その後同年5月より、デジタル版に移行しました。

雑誌『KERA』は今や、伝説。そんな神雑誌の編集長を務めていた松村直樹さんが、このたび新たに雑誌をプロデュース。しかも編集長を務めるっていうんだから、こりゃチェックしないわけにはまいりませんっ!

本日2018年5月16日に創刊されるのは、その名も『LE PANIER(るぱにえ)』(税込み820円 発行:ASOBISYSTEM)。

“新ロリータ主義” をテーマにしたこちらの雑誌はなんとロリータ雑誌史上初の日本・中国同時発刊となるらしく、今後世界から注目を浴びそうです。

【わたし「なんで中国?」】

それにしても気になるのは、なぜ中国なのか、ということ。 “ロリータ素人” であるわたしは、一瞬首をかしげてしまったのですが……なんでも中国では近年ロリータファッション人気が高まっているらしく、さらなるロリータ文化の広がりを後押しすべく、今回の日中同時発刊へ至ったという経緯があったのだそう。

なるほどそういうことだったのね~!

【雑誌名に込められた思い】

『るぱにえ』という雑誌名は、スカートを膨らませるために履くロリータファッションの必須アイテム「パニエ」と、フランス語でかごを意味する「パニエ」からイメージしたもの。可愛くて美しいもので世界をいっぱいにしたいという思いが込められているといいます。

【どんな内容になっているの?】

気になるのは内容ですが、人気12ブランドの新作コレクション情報や、自分オリジナルのヘアメイクがしたくなるヘアアレンジ&メイク特集といった、ファッションにまつわるもの。

誌面受注会も企画されているようで、ここでしか手に入らない人気ブランドの限定アイテムを購入することだってできちゃいます。

さらにはクリエイターSAKUさんによるファンタジーの世界が詰まったロリータ絵本など、これでもかというほどにてんこ盛り!

一読しただけでロリータの世界がどんなものなのか知ることができそうですし、読み込めばロリータ上級者にだってなれるかも……!?

【上海で「お茶会」が開催されるらしいですっ】

7月には、中国・上海で現地のロリータファンが集うお茶会を開催予定だという『るぱにえ』。

こちらのお茶会には誌面に登場しているモデルが参加するほか、人気ブランドによるファッションショー新作アイテムの販売会も実施される予定らしく、現役ロリータならば絶対に行っときたいやつ~!

お茶会の詳細については、後日『るぱにえ』誌面やウェブサイト内で発表されるそうなので、期待に胸膨らませながらしばし待つことにいたしましょう。

【表紙の「加藤ナナ」さんが目印です☆】

ちなみに記念すべき第1号の表紙を飾るのは、モデルの加藤ナナさんです。

雑誌『Ray』などで活躍する加藤さんですのでロリータファッションは見慣れないかもしれませんが、これがもうお人形さんみたいにめちゃんこ可愛らしいっ♡ とにかく目を惹く可憐さなので、書店やネット書店などでぜひ探してみてくださ~い。

参照元:プレスリリース、LE PANIER(※現在中国語版のみ)
執筆=田端あんじ (c)Pouch