日本中に激震が走った、8月14日のSMAP解散報道。事務所脱退説から一転、グループ存続を発表したはずが、まさかの解散……。国民的アイドルグループに何があったのか、気になる人も多いはず。

解散報道以外にも、SMAPにはこれまで何度か転機と言える時がありました。星はなんでも知っている……というわけで、SMAPの「これまでの転機」と「これから」を、占星術の観点から紐といていきたいと思います。

【最初の転機:森且行さんの脱退】

今回は、SMAPがデビューした1991年9月9日をグループの「誕生日」として設定、占っています。

まず最初にSMAPが転機を迎えたのが、メンバーの脱退。森且行さんがSMAPを脱退したのが、1996年のことです。冠番組「SMAP×SMAP」が始まった、その矢先でした。

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森さんがSMAPを脱退した5月31日の星回りを見てみましょう。

SMAPのホロスコープにある破壊と再生を司る冥王星に対して、感情を司る月が重なっています。これは、内面に大きな変化が起こる時期を示しています。大きな転機だけど、乗り越えたときに手にする成功もまた大きい、そんな星回りでもあります。さらに、存在を表す太陽に対して、幸運の星と言われる木星が吉角にあり、SMAPというグループの成功を星が後押しするという、素晴らしい星回りでもありました。

メンバーのひとりが抜けたSMAP、そして、アイドルとしての道を絶ち、オートレースの世界へと進んだ森さん。それぞれに大きな苦労をしたことでしょうが、その後のSMAPの多彩な活躍と、森さんのオートレーサーとしての活躍はご存知の通りですね。

【第2の転機:木村拓哉さんの結婚】

気になるのが、今回の解散騒動で出てきた「SMAPは15年前にすでに壊れていた」という発言。15年前というと、人気絶頂にあった木村拓哉さんが工藤静香さんとのできちゃった結婚を発表した頃で、そのあたりも話題になっています。

では、木村さんが工藤さんとの結婚を発表した2000年11月23日の星回りを見てみましょう。

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非常に気になったのが、コミュニケーションの星である水星、成功の星と言われる木星、愛情を表す金星に対して、試練の星と呼ばれる土星が凶角を形成していたこと。この頃ちょうど、彼らの中の信頼関係や仕事に影響を及ぼすような試練のときを迎えていたことが考えられます。

また、金星は女性の象徴でもあります。結婚はおめでたいことではありますが、彼らはアイドル。メンバーの結婚がファンの女性たちにとっても試練として訪れたということでしょう。

【解散発表の星回り】

そして、解散を発表した2016年8月14日。この日の星回りでは、SMAPのホロスコープ上の太陽と月に対して、戦いの星である火星と試練の星である土星という非常に力のつよい星が、凶角を形成していました。

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太陽が表すのはアイデンティティ、そして月が表すのは感情や内面です。土星と火星が彼らの内面を大きく刺激し、グループ解散という結論に至ったことが考えられます。

一方で、幸運の星である木星や、金星は彼らの味方をしています。解散という結果にはなりましたが、ファンはこれからもSMAPのメンバーを支え、結果的には解散したのは間違いではなかったと思えるような決断になるのではないでしょうか。

【12月31日には……】

さらに、SMAPが解散する12月31日のホロスコープを見ると、今のような過熱報道も影を潜め、騒動が収束していくことが予想されます。さらに、凶角を形成して彼らの内面やグループとしてのあり方を刺激していた火星も移動しています。メンバー間の緊張状態も今よりは緩和されているでしょう。とはいえ、土星は依然として緊張的な角度にあるので、本格的な雪解けにはまだまだ時間がかかりそうです。

もし、彼らに雪解けが訪れるとすれば、幸運の星・木星と試練の星・土星がともに調和的な場所に位置する約3年後あたりのタイミングになるのではないでしょうか。

25年間トップを走り続け、大きな決断を下したSMAPと、彼らを支え続けたファンの皆さんが、笑顔で最後の日を迎えられるよう祈っています。

参照元:My Astro Chart
執筆=アリエス・マタ・ハリ (c)Pouch