タレントのりゅうちぇるさんが、“RYUCHELL” 名義でアーティスト活動を開始。デビュー曲となる『Hands up!! If you’re Awesome』が2018年2月14日よりリリースされ、ミュージックビデオ(以下、MV)も公開されています。

MVで表現されているのは、RYUCHELLさんが大好きだという90年代の世界観。

自身も手掛けたという歌詞には、RYUCHELLさんがこれまで一貫して伝えようとしてきた「ありのままの自分を表現しよう」という思いが込められていて、サウンドはもちろんヘアメイクもカメラワークも、完全に RYUCHELLワールド ~! ブレない姿勢に、わたしは感動さえ覚えてしまいましたよ。

【制作陣がとにかく豪華】

水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミさんが、作曲を担当。ダンスのディレクションは三浦大知さんなどのMVやライブを手がけるSHOTAさんが、そして振り付けはリオオリンピック閉会式「トーキョーショー」にも出演したダンサーデュオAyaBambiのBambi Nakaさんが担当。

【りゅうちぇる自ら企画から参加!】

万全の布陣で作り上げられたMVの企画コンテはRYUCHELLさん自ら作成したらしく、一から作品づくりに関わろうとするその姿勢は、まさに真のアーティスト。カメラワークもメイクのディレクションも行ったそうで、ここまでやったからこそ、完璧な “RYUCHELLワールド” が作り上げられたのだといえましょう。

【安室ちゃんとかT.M.Revolutionを思い出す~!】

中でも特に目がいったのは、MVに出てくるファッション

厚底ブーツに真っ白なへそ出しボディコンをあわせた女性ダンサーたちは、まさしく90年代にテレビでよく見かけた女の子たちそのまんま。RYUCHELLさんさんが身にまとうスケルトン衣装も当時活躍していたアーティストを彷彿とさせるもので、90年代にティーンだったわたしにとっては、ただただ懐かしい~っ。

当時の特徴をしっかり捉えていて、よく見てるなあ〜と感心せずにはいられませんし、細部にこだわっている点に、90年代の文化に対する深い愛とリスペクトを感じます。それにね、歌詞にもめちゃくちゃ勇気づけられるの!

【批判の声もあったようだけど…】

公開から10日間過ぎた時点でのMVの再生回数は、73万4000回超。

RYUCHELLさんのインスタグラムによれば、応援のコメントがたくさんあった一方で、批判的な声も多数寄せられたのだとか。バッシングを受けたことで、テレビに出始めたばかりの頃を思い出したといいます。

「いじめられるのが怖くて自分を隠してた時よりも、皆さんに本当の自分をようやく表現出来た幸せの方が、はるかに幸せで、そして受け入れてくださった方々もたくさんいて、とても嬉しくて頑張りたいと思いました」

それでもRYUCHELLさんは、「僕は何を言われても、ありのままの自分を自信を持って表現できるパパの姿を、子供に見せたいです。自分に嘘をついていたら子供に何も教えられません」と宣言。

このコメントに対し、
「とても素敵な考え」
「心から応援します」
「『出る杭は打たれる』それだけ有名になったってことじゃないですか。素晴らしい」
「りゅうちぇるのブレない感じがだいすきです」

といった応援の声がたくさん寄せられていたのが印象的でした。

わたしはアーティスト “RYUCHELL” の、そしてタレント・りゅうちぇるさんの、1本筋の通った考え方がとっても好きです。これからも応援してるから、ちばりよ~(頑張れ~/ 沖縄弁)!

参照元:YouTubeInstagram @ryuzi33world929
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼MVはこちら / オープニングにもこだわってます

▼流行に流されないってスゴイことだと思うの