2008年にスタートしたデザインコンペ「Tokyo Midtown Award(東京ミッドタウン アワード)」も、2017年で10回目。ミッドタウン自体も春に10周年を迎えたわけなのですが、この記念すべき年のテーマは、ずばり「東京」

合計1162 点の応募作品があったのだそうで、このたびグランプリ含め8作品の全貌が公開されました。その中に1つ、上京組なら間違いなく涙ぐんでしまう作品があったのです。

その作品とは、準グランプリに輝いた「母の仕送りシール」

【コレは泣いちゃうやつです】

神奈川県の山中桃子さんが手がけたこちらのアイテムは、一見すると「割れ物注意」などのステッカー。しかしよくよく見ると、田舎で暮らす母親からのメッセージが書かれているという、なんとも心憎いデザインとなっているのです。

【確実に、コレは泣いちゃうやつです(2回目)】

「『東京はへんな人が多いからね』『野菜ちゃんと食べてる?』『いつでも連絡しなさい』照れくさいけど伝えたいたくさんの言葉を、仕送りに貼るケアマークにしました。あたりまえだった母の言葉が、特別に感じる東京。 遠い故郷から、想いを運ぶシールです」

こちらは「Tokyo Midtown Award 2017」ウェブサイトで公開された、山中さんによるコメントです。その言葉どおり、シールには「要休養」「正月おいで」「心配無用 ゲンキ」といったメッセージが書き込まれていて、シンプルながらグッときちゃうものばかり。

中には「下積み応援!」なーんてシールもあったりして、母の愛がこれでもかというほどに伝わってきます。こんなん送られてきたら、クスッと笑ってしまうと同時に、ちょっと泣いちゃいますよね。ひょっとしたら、宅急便の配達員さんも泣いてしまうかもしれません。

ぜひとも商品化してほしい、ありそでなかった「母の仕送りシール」。目にしただけで今すぐお母さんに会いたくなること、必至ですよぉ!

参照元:Tokyo Midtown Award 2017
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼ちなみにグランプリは、茨城県の加藤圭織さんによる「東京クラッカー」でした☆


▼お寿司の形をした「江戸前ブラシ」
▼女子高生のスカートをモチーフにした「スカートせんす」

▼文化の象徴である橋をモチーフにした「東京はしおき」