カナダ・トロントに暮らすウェディングプランナーのジェニー・セルウィロ(Jenny Serwylo)さんがインスタグラムに投稿したのは、1匹のアライグマの姿。アライグマがいるのはキッチンらしき場所で、オーブントースターの後ろからひょっこり顔を出すようなかたちでポーズをとっています。

レンジの上にちょこんと置かれた手も、こちらをじっとうかがうようなつぶらな瞳も可愛いので、ついつい和んでしまいますが……。

なんとこのアライグマはペットではなく侵入者! しかも1匹ではなく3匹でやってきたというのだから驚かされます。

【キッチンが騒がしいと思ったら…】

ジェニーさんがアライグマ軍団と対峙したのは、夜も更けたころ。眠りについていたジェニーさん、キッチンから聞こえてくる騒音によって起こされてなにごとかと見にいってみたら、3匹のアライグマがいたのだそう。

【アライグマ軍団との戦いが始まる】

海外サイト「The Star」によると、ジェニーさんはすぐさまホウキを手に取り、アライグマ軍団を追い払おうと試みたそう。うなり声を出してみたり、シッシ! とホウキで追いやって怖がらせてみたり。

しかし3匹のうち2匹は逃げ出したものの、残る1匹にはまるで効果なし。30分ほど格闘してもまだ居座り続けるという腹のすわりようで、オーブントースターの後ろからジェニーさんをじっと見つめながらイングリッシュマフィンにかぶりついていたとのこと。

そうやって家にあったすべてのパンを食べつくした(!)後、ようやく最後の1匹も出ていってくれたのだそう。

ジェニーさんはそのあとすぐさま窓にロックをかけたのですが、なんとアライグマたち、もういちど部屋に入ってこようとしてその後2時間も窓を引っかいていたというのです!

途中、アドバイスをもらおうと311(緊急通報用電話番号)に電話もしたそうですが、24時間対応の動物駆除会社を探すように言われただけで、結局自分でなんとかするしかなかったみたい。

【深刻な病気に感染する危険性も】

ジェニーさんはこの体験に対して「面白かった」と感想を述べていましたが、よくよく考えてみると、野生のアライグマがキッチンに居座り続けているってちょっぴり恐怖を感じることだと思います(しかも3匹も)。

1つ残らずパンを台無しにされてしまうのも甚大な “被害” ではありますが、それ以上に、アライグマの糞が深刻な病気を引き起こす感染源となる可能性が否めません。ジェニーさんはちらかったキッチンだけではなく部屋全体を “漂白する” つもりだと語っていました。

可愛い顔で見つめてくるからつい許してしまいそうになるけれども、食べ物をとられただけでは済まない深刻な被害のことを考えると、笑って済ませられそうにないな!?

参照元:Instagram @jserwyloThe Star
執筆=田端あんじ (c)Pouch