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世界三大珍味のひとつ、フォアグラ。口に入れると身がふわっととろけだして濃厚なコクと甘みと香りが広がる、心臓が震えるほど美味しい、あの鳥のキモ。

されど、お値段がとってもゴージャスなので、庶民の私はなかなか食べる事ができません。生まれが貴族だったら、こんな事で悩まないで済んだのに。

しかし、庶民である私にとって、まことに喜ばしい話が。なんと、『自宅で簡単にフォアグラを作る方法がある』というのです!!

これを紹介したのが、テレビ番組「有吉弘行のダレトク!」。料理名はズバリ「なんちゃってフォアグラ丼」です。これを食べた出演者は「口に入れた瞬間フォアグラ」「ウマイ!」と高く評価しているではありませんか! 気になってしかたないので、実際に作ってみましたよ!

【材料】

必要なのは、鶏レバー、木綿豆腐、生クリーム、生卵。本当にこれで作れるの…? と、不安を感じつつ、調理開始。
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【簡単に作れる】

作り方は、とっても簡単。ものの15分程度でできてしまいました。

1.ミキサーに、鶏レバー、木綿豆腐、生クリーム、生卵、片栗粉を入れて、一気にペースト状にする
2.ラップをした耐熱皿に(1)を流し込み、その上からラップで覆って500Wの電子レンジで5分ほど加熱
3.加熱して固まったペーストを適当にカットし、小麦粉をつけてフライパンで焼く
4.焼きあがったらお皿に乗せる
5.ソース作り:フライパンに赤ワインと焼肉のタレを入れてひと煮立ち
6.お皿に盛った、なんちゃってフォアグラにソースをかけたら完成

【いざ実食!】

ナイフとフォークで切ってみると、ふわっとして、とても柔らかい。切った感覚はちょっとだけフォアグラに近い気がする。さてさて、いざ実食。
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……お、美味しい。本当に美味しい! 

レバー特有のクセが生クリームと木綿豆腐によってまろやかになり、濃厚な旨味の部分だけが引き立っている。赤ワインと焼肉のタレで作った酸味のあるソースが絡むことで、より一層フォアグラのポワレに近い味になっている。しっとりしてやわらかい、幸せな食感。
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しかし……断言させていただきます。これはフォアグラというよりも、やっぱりレバー。クセのない、まろやか系レバーというのが率直な感想なのです。

【脂っこさが欲しいよ】

「なんちゃってフォアグラ」には、本物のフォアグラと決定的に違う部分がありました。それは、「脂感」
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そもそもフォアグラは、ガチョウやアヒルなどの肝臓を肥大させたもの。ゆえに、フォアグラ独自の濃厚さは脂によるものです。しかし、この「なんちゃってフォアグラ」からは脂をあまり感じられません。フォアグラを求めて食べるとだいぶサッパリした印象を感じました。

もしかしたら、ミキサーでペーストするときに、なんらかの脂身を追加することで改善できるのかも? まだまだ研究の余地がある「なんちゃってフォアグラ」。もしかしたら、近いうちにリベンジするかもしれません。

参考リンク=有吉弘行のダレトク! / Youtube
撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch

▼こちらが放送されたもの(8:28〜)

▼材料はこちら
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▼一気にミキサーにかける
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▼耐熱皿にラップを敷いて、レバーペーストを入れて温める
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▼固まったら、適当なサイズに切って焼く
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▼ソースを作ったら…
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▼完成! 美味しい〜ぞ〜い!
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▼しかし、フォアグラよりもレバー感が強し!
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