新型コロナウイルスの影響による外出制限などで、不安を抱えている人も多いことでしょう。

そんなときに読みたいのが、日本赤十字社がホームページに公開している「感染症流行期にこころの健康を保つために」シリーズ。

外出自粛などによって行動を制限されている人たちが「こころの健康」を保てるよう、やさしい言葉とイラストでアドバイスを伝えています。

【いろんな感情を覚えるのは「自然なこと」】

注目するのは「隔離や自宅待機により行動が制限されている方々へ」という項目。

隔離された状態にあるとき、人が抱く感情は、心配・怒り・イライラ・恐怖・後悔・孤独や寂しさなどさまざま。

そうした気持ちに戸惑うこともあるでしょうが、これらの反応があるのはとても自然なこと。

「こころの健康」を保つためにはどうしたらいいのかヒントをもとに考えて、自分自身を十分いたわる必要があると呼びかけています。

【いつもどおりの生活ペースを心がけて】

日本赤十字社がおススメしているのは

・自分の体調を客観的に評価する
・通常の起床・睡眠のペースを保つ
・感情をありのまま受け止める
・「絵を描く」など、楽しくリラックスできる活動をする
・「書き物」「ゲームをする」など、活動的であるよう心がける
・LINEで連絡を取り合うなどして、家族や友人とのつながりを維持する
・ユーモアを忘れずに
・希望を持ち続ける

といったもの。


【ニュースを見続けることや1日中寝るのは避けて】

逆に「避けた方がいい行為」として挙げられているのは、

・最悪の事態をずっと考え続ける
・1日中眠り続ける
・新型コロナに関する情報やニュースを読み続ける
・感情を隠したり、抑え込んだりする

といったもの。

こういった点に気をつけながら、みんなで一緒に「こころの健康」を保ちましょう。

【あわせて読んでおきたい】

まずは感情を素直に受け止めて、自分が必要とする行動を選ぶことが大切。

日本赤十字社のホームページには「高齢者や基礎疾患のある方・ご家族の方へ」という項目もイラスト付きで公開されているので、あわせて読んでおくといいかもしれません。

参照元:日本赤十字社
執筆:田端あんじ (c)Pouch
illustlation:日本赤十字社 used with permission.