毎日のようにメディアから流れてくる、事件の報道。いつも安全に、安心して暮らすために役立ってくれそうなのが、ウェブサイト「ガッコム安全ナビ」の存在です。

どこで事件が起こっているのか、そしてその場所には、どのような不審者がいるのか。地方自治体や警察署の情報等を元に、事件を解析・分類し、無料で公開しています。

こちらのサイトのコンテンツの中には、不審者の出没情報を表示するマップがあるのです。言うなれば、事故物件公示サイト「大島てる」の “不審者版” ってところでしょうかね……。

【地図上に不審者情報を「アイコン」と「アバター」で表示】

不審者情報の地図は、犯罪情報がアイコンで表示される「Normal」と、アバターで表示される「Abatar」の2種類の表示設定があります。

「Normal」では「ひったくり」「住居侵入」「声かけ」「痴漢」などの事件や犯罪を表した、27種類のアイコンが表示されるようになっています

【不審者の特徴がひと目でわかるアバター表示】

一方、マップの右上にある表示設定を「Avatar(アバター)」に切り替えると、雰囲気はがらりと変わって一気に不穏な感じに。

というのも地図上にずらりと現れるすべてのアバターには不審者の特徴が再現されていて、目撃者証言を元にしているからイメージが浮かびやすいんです。1000種類以上の特徴や色を組み合わせたアバターが表現しているのは、髪型や体型、身に着けている洋服の特徴など

【下半身が薄だいだい色のアバターは…】

そしてもうひとつ、 “ある情報” も示しているんです。各アバターをよ~く見ると、下半身だけが “うすだいだい色” に染められているものがチラホラあります。このアバターは下半身を露出した不審者を表しておりまして、つまりはこの色が塗られている部分は何も身に着けていないということ!

アバターをクリックすると事件の詳細が書かれたページが開かれるので、自分が住んでいる場所や勤務地のそば、あるいは子供の学区内などをぜひチェックしてみてください。

【より細かい情報を検索することもできます】

「ガッコム安全ナビ」にはそのほか、都道府県や市区町村、事件種別ごとのページを作成してそれぞれの治安情報をまとめた表やグラフ。さらには条件をより細かく選択して絞り込んで検索する機能も付いています。

自己防衛の手段として、あらかじめ情報を知っておくのはとても大切なことではないかと思うんです。

ちなみにわたしはサイトを開いたとき、不審者のあまりの多さに愕然としてしまいましたよ。これ見ちゃったら最後、もう簡単に「日本は安全な国」だなんて言えないな……。

参照元:ガッコム安全ナビ
執筆=田端あんじ (c)Pouch