4月から新生活の第1歩を踏み出したという方も少なくないことでしょう。新入生、新社会人のみなさん、人生の新たなスタートおめでとうございます♪

日本全国の各企業で入社式が行われた2017年4月3日夜20時頃、シャープ公式Twitterが以下のつぶやきを投下。いつも面白おかしい投稿でユーザーを楽しませてくれるシャープさんによる大真面目なツイートは大いに反響を呼び、リツイート数8900超、「いいね」数1万超とたくさんの人の心をつかんでいたようなんです。

【シャープさんから新社会人のみなさんへ】

「『もし良からぬことが起こったらどうする』はアドバイスでなく、呪いです。未来の良からぬことを指摘する人は、それが実際に起こることでしか、自分が正しいと証明できません。それはつまり、良からぬことが起こるよう、未来を呪う行為です」

「応えようのない指摘に心が折れそうになったらこう思ってほしい」と語るシャープさん。そしてこちらのツイートにはまだ続きがあります。

「だからそんな呪いにはさっさと距離を置いて、未来を呪わない人の話を聞きに行った方がいいです。未来を担う新しい人が、未来を呪う必要はありません。軽やかにがんばってくださいね」

【Twitterの声】

シャープさんのつぶやきにはたくさんのメッセージが寄せられておりまして、つぶやいた方の中には新社会人のみならず、 “現役” 社会人もたくさんいた模様。皆それぞれ、心に思うことがあったようです。

「最悪をイメージすると、そっちに吸い寄せられるからねー」
「最悪を想定するだけで止まっちゃうから余計にダメ 起こるかもしれないことの対策まで考えてくれて初めて良い上司、いい同僚と認識されるんだろうなぁ」
「残業中の社会人11年目の目に涙が ウッ……」
「視点がシャープです」
「俺は1度も呪いだとは思った事はないけどな?」
「まずそれを口にした人が『どうする!』と “忠告” として言ったのか、『どうする?』と “助言” として言ったのかで意味合いは180°変わってきます」
「これ、所謂実現する予言って、ユングの心理学にも通じる概念だった気がします」

【アドバイスか、それとも呪いか】

紹介したつぶやきをご覧いただければわかるとおり、受け取り方はさまざま。さてあなたは、どう感じたでしょうか。

わたし個人としては上記つぶやきにもあるとおり、「最悪の事態を想定し対策を考えたうえで前に進もうね」という意味ありきの「もし良からぬことが起こったらどうする」であれば、呪いにはならないと思います。

ですが、「最悪の事態を想定」のところで思考が止まってしまったら、元も子もない。

「もし良からぬことが起こったらどうする」と考えを巡らすこと、最悪の事態を一旦頭で想定しておくことも必要です。ですがこの言葉が単なる足かせになってしまっては、1歩も動けなくなってしまう。まだ起こっていないことを憂いて未来への可能性をつぶしてしまうことは、たしかに “呪い” といえるのかもしれません。

危機管理する賢さと、物怖じしない勇気と思い切りの良さを上手に使い分けて、2017年度も1歩1歩、前へ向かって進んでいきたいものですね。

参照元:Twitter @SHARP_JP
執筆=田端あんじ(c)Pouch

▼ちゃんとオチまでつけてる(笑)