イケアの店内で宿泊できる……!

聞いただけでワクワクしちゃうこのイベント「お泊まり会@IKEA港北 2017」が、2017年8月25・26日に神奈川県のIKEA港北で行われました。

イケアの店内は、家の中のようなコーディネートで商品を展示しているのが特徴。なのでイケアに行くたびに、「こんな部屋に住んでみたい」と思っていました。まさかそれが一夜限りとはいえ、本当に実現するなんてスゴ過ぎます!うれし過ぎます!

ということで私も体験イベントに参加。ベッド売り場で寝ることも、家具に囲まれて迎えた朝も、全てが新鮮で夢のような時間でした。

【3年ぶりに開催されたイケアの人気イベントに潜入】

イケアの宿泊イベントは、日本だけでなく世界中で開催されている人気イベント。しかし、日本でのイベントは3年ぶり。なんでも、お店に泊まることで消防法や自治体との兼ね合いもあり、なかなか開催できないそうなのです

【受付にいくとレストランがめっちゃオシャレに】

25日18時半。受付場所であるIKEA港北のレストランへ行ってみると、オシャレなテーブルセットが用意されていました。

テーブルコーデに使われているのも、もちろんイケアの商品。イケアカラーの青を意識した紺色ランチョンマットに、黄色のナプキン、そして赤いガーベラが飾られ、キャンドル風のライトがムーディーさを演出。これからイケアに泊まれるというワクワク感が上がります。

また、子供用のテーブルには、フクロウのぬいぐるみも。子供たちは愛おしそうに抱きしめて、イベントのときも寝るときもずーっと一緒にいました。

【抽選で選ばれたのはイケア大好き14名】

今回のお泊まり会は、IKEA FAMILY会員限定メールで2週間募集し180人〜200人の応募があったそう。この中から抽選で選ばれた6組14名が参加。親子や友達同士などで参加していました。

IKEA FAMILYの会員だと、イベントに参加できたり、商品をリーズナブルに購入できたりと、色々特典があるそうです。

【まずはIKEAレストランでお夕食】

食事は安眠効果を意識したという、イベント限定のコース料理。子供はイケア特製のお子様プレート。フィンランドの国旗が飾られています。

食事中は、参加者同士が仲良くなるようにと自己紹介と一緒に、イケアへの熱い愛を告白。なかには、女の子がラブレターをスタッフに送る場面も。みんなイケア好きすぎるよ!

食事の最後に、明日の朝に食べる巨大な梨ををむいて終了。満腹になったら、いよいよ本日のメイン会場「ベッド売り場」へ移動します。

【ドキドキ★本日寝るベッドを発表】

蛍の光が流れ、いよいよ誰もいなくなった店内。「やだー誰もいないんですけど!ブフッ」という興奮を抑え、ベッド売り場に到着。

参加者が泊まるのは、お部屋みたいにコーディネートされたルームセットの中にあるベッドです。それぞれ指定された部屋に案内されると……。ベッドにはマットレスが敷かれたのみの状態ではありませんか。

実はこのお泊り会では、部屋のコンセプトや自分の趣味に合わせて、参加者自らベッドをコーディネートできるようになっているのです。

スタッフに部屋のコンセプトの説明を受けます。「和室のアパートに住む20代のカップルが住んでいる部屋」「団地でくらしている3人家族」など、コンセプトはさまざま。

【選んだ寝具はもらえる】

自分専用のカートを渡され、寝具売り場へ。選ぶのは、枕、枕カバー、布団、布団カバー、ボックスシーツ。そして選んだ寝具は全てプレゼントされます! ひえ〜、豪華! 太っ腹!!

制限時間30分の間に寝具を全てそろえるのですが……これが意外と大変!

選び放題なうえに、商品数もとても多い。「事前に下見したのに迷っちゃう」「高ければいいのって問題じゃないし…」と、参加者は羨ましい悩みを爆発させていました。

困った人を見ると、すかさず寝具担当のスタッフさんと、デザイン担当のスタッフさんが相談に乗ってくれます。

【閉店した店内であそぶ!】

選び終わったら、今度はイケアの社会見学とキッズスペース潜入タイム。みんなで遊んでいる間に、スタッフさんは各部屋のベッドメイキングをしてくれます。

イケアの倉庫で家具の積荷を下ろす「フォークリフトショー」を見たり、4歳から10歳しか入れないキッズスペース「スモーランド」をバーとしてオープンしてお酒を飲んだり、大人も子供もボールプールで宝探しをしたりと盛りだくさん!

宝探しの景品プレゼントの時に、「それ持ってる」と言うお子さんが何人かいて驚きました。みんなイケア好きすぎるよ!

【自分好みのベッドコーデに感動】

ベッド売り場に戻ると、あちこちから歓声が!

自分たちの選んだベッドが完成しさっそく潜り込むひとも! みんなニヤァ〜とじわぁ〜と心そこからうれしそうな表情をしていました。

【真っ暗な店内に興奮して寝れない】

パジャマに着替え、トイレで歯を磨き、記念撮影をして、いよいよ寝る時間です。(ちなみにお風呂はついてないよ)

店内の電気が次々消され、非常灯だけの状態に。しばらくすると、あちこちから寝息が聞こえてきました。

暗闇でも視界が慣れてくると、周りがよく見えてきます。値札のついた布団や枕、家具に囲まれた環境、無機質で迫力ある天井……なんて不思議な空間なのだろう。

なんだかイケアの店内で宿泊している自分に興奮して、寝るのがもったなく感じてしまいあまり寝つけませんでした。

【目覚めるとスタッフさんがコスプレしていた】

朝になると、室内の電気がバシッと点灯。「おはようございま〜す」という声でベッドから飛び起きると、スタッフがホットドック、アイスクリーム、ザリガニのコスチュームを着て目の前に登場! ゆ、夢かな?と一瞬焦りましたが、スタッフさんの粋な計らいでした。子供達もベッドから飛び起きて、スタッフさんに抱きついたり、挨拶したりしていました。

【最後のイベントはみんなで朝ごはん】

着替えてレストランへ移動すると、朝ごはんのいい匂いがします。食事の前に、まずはみんなでラジオ体操。めちゃめちゃ健康的です。

そして最後のイベント「朝食バイキング」がスタート。クリーミーなスクランブルエッグ、カリカリのベーコン、舌で脂が溶けるサラミ、新鮮なサラダ、フルーツ、シリアル、パリッとしたクロワッサン、など続々登場。

食事はどれも美味しくてたまりません! 昨日の夜、みんなでむいた梨もみずみずしくて本当に美味しかったです。

みんなで楽しく食卓を囲んでいると……「もう終わっちゃうのか」と寂しい気持ちになりました。あっという間だったイケアの宿泊イベント。参加者同士もスタッフも仲良くなれて、本当に充実した時間でした。

【まとめ:イケアが好きになる】

参加者たちは「年齢関係なく楽しめる内容で本当に来て良かった。」「夢のような時間だった」と大絶賛。それと同時に「イケアスタッフさんが本当に丁寧でうれしかった」という声も多かったです。

私も取材でお邪魔したけど、スタッフさんから「イケアを隅々まで楽しんでほしい」という思いがビシビシ伝わって来て、イケアが大好きになっちゃいました

イベント終了後は、なんだか夢の国とお別れする気分でシャトルバスにのり、現実世界に帰りました。

【また開催するの?】

取材で参加した私でさえここまで楽しかったのだから、次は客として参加したい! と思い、次回の予定をきくと「まだ未定」とのこと。

とりあえず今できることは、入会金も年会費も無料なIKEA FAMILYに入会し、大人しく吉報(宿泊開催メール)を待つしかないのかな。

どんな様子かもっとわかるように、次のページでイケアの宿泊イベントの写真を公開中だよ〜!

以上、イケアのお泊まり体験レポートでした!

取材協力:IKEA
撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch