ある日、元AKB48の高橋みなみさんのラジオを聞いていると、4月生まれだというリスナーさんからこんな手紙が届いていました。

「この時期(4月)って、入学式やらなにやらで誰にも気が付かれず歳を重ねるんですよね〜」とのこと。

実はわたしも4月生まれなのですが、最初これを聞いたときには、正直あまりピンときませんでした。

ところが Pouch 編集部の “4月生まれ仲間” は、この発言に「わかる〜!」と納得の嵐だったのです!

【4月生まれは祝われにくい?】

「わかる〜!」と答えたのは編集部の男女3名。みんな4月の早いタイミングで誕生日を迎えます。そして彼らの意見は以下の通り。

・4月という人間関係が構築されていないタイミングで誕生日がやってくる
・仲良くなってから「誕生日いつ?」と聞かれても大体過ぎている

といったもの。過去を振り返ってみればたしかに、学校や職場など新しい環境に行くと、必ずといっていいほどこういった状況に直面してきました。

そういうとき誕生日を聞いてきた相手はたいがい「じゃあ来年お祝いしなきゃね!」と言ってはくれるものの、再び誕生日がやってきた頃にはすっかり忘れられているという切なさよ……。

【「4月生まれあるある」いってみよーっ!】

せっかく4月生まれが集まったので(私を入れて4名!)、ここからは「4月生まれあるある」をご紹介。なお先に紹介した2つの証言も、「4月生まれあるある」に含まれます~!

・春の自己紹介のときに誕生日を言うときの緊張感
・「え、誕生日過ぎてるじゃん!」となる→教室で拍手される(恥ずかしい)
・出席番号が生まれ順だった場合、いつも1番か2番(なんか恥ずかしい)
・幼稚園や小学校のときは成長が早いので「身長が高い人」になれる
・成長が早いので足も早く、運動が得意だった
・しかし中学に進むと形勢逆転、身長も運動スキルもどんどん抜かれてゆく
・誰よりも早くお酒を飲める年齢を迎えられる→お姉さん的な感じで優越感を感じた
・20歳を超えると「誰よりも早く年をとる」という現実がツラくなる
・30代になるとさらにツラくなる
・でも花が咲く春に誕生日を迎えられることは嬉しい
・人間関係ができあがってから誕生日を祝ってもらえて、自分よりも遅く年をとる早生まれ(1〜3月生まれ)の人が、正直羨ましい

さて、いかがでしょう。4月生まれだけが抱えている悲哀と、ひとときだけ感じることができた “わずかな優越感” が、伝わりましたでしょうか。

それにしても改めて「4月生まれあるある」を見てみると、年齢を重ねれば重ねるほど利点が減ってゆくような気がしないでもないような……。

画像=Pouch編集部
執筆=田端あんじ (c)Pouch