さまざまなフレーバーと、しっかり弾力の歯ごたえが人気のグミキャンディー「ハリボー」。ドイツ生まれの、グミキャンディーの元祖です。クマのかたちの「ゴールドベア」、コーラビン姿の「ハッピーコーラ」などは、日本国内でもおなじみですよね!

さてそんなハリボーですが、ヨーロッパでは年に数回、年中行事に合わせて限定フレーバーや新商品が登場します。しかし、なかにはかなり奇抜なモノも! 今回ご紹介する「Spicy(スパイシー)」味(※以下、スパシーハリボー)もそのひとつ。

グミなのにスパイシー、つまりカライってどういうこと!? 絶対マズい予感がするけどハリボーなんだからあまり変なものでもないかも……かなーり気になったので、フランスの自宅近くのスーパーで購入してみることにしました。

【辛さのレベルは6段階】


スパイシーハリボーには、青唐辛子の形をした緑色や悪魔の形の赤色など、6種類のグミが入っています。

パッケージの裏を見てみると、舌がちょっとピリリとするレベル1から激辛のレベル6まで、グミの種類ごとにそれぞれ辛さのレベルを変えてあるという徹底ぶり。さすが、スパイシーグミを名乗るだけあるッ!!

【おぉ、辛いッ!!】

レベル1〜レベル6の順に試食してみます。

レベル1の青色グミ:マイルドな(おそらく)ブルーベリー味。
レベル2の緑色グミ:ううん、これは洋梨? 舌がピリピリしてきました。
レベル3の黄色グミ:柑橘系の味。おお、辛くなってきた!
レベル4のオレンジ色グミ:ピーチまたはアプリコット味。インドカレーで例えるなら中辛。辛いです。
レベル5の赤色グミ:刺激的なイチゴ味。インドカレーで例えるなら大辛。とっても辛いです。
レベル6の茶色グミ:激辛コーラ味。うわぁぁぁ、めちゃくちゃ辛ッ!! 口が麻痺しそう……。

【総評:グミなのに激辛なのになぜかおいしい…】

まずは酸っぱさと甘さが口に広がり、辛さがじわじわと後から追ってくる! 想像以上の辛さにビックリしましたが、ハリボー特有の酸っぱさと辛さが意外にもマッチ! いや、買っちゃったから無理にほめているわけじゃないんです。想像を大きく裏切って、これ、おいしい……!! 自分でも意味がわかりません。

甘くて辛いグミ、そこだけ聞くとヒドそうですが、食べるとやめられない止まらない状態になっちゃうんです。期待してなかったぶん、ものすごく驚いてしまいました。

大人にとっては甘すぎるハリボーを唐辛子の辛さがうまくまとめてくれているから、食後のコーヒーがわりにスパイシーハリボーが欲しくなる、そんな感じです。酸味と辛味が特徴の「トムヤムクン」みたいなおいしさ、なのか……違う気もしますが。本当に謎な感じです! 

ちなみにレベル5〜6は本格的な辛さなので、辛いものが苦手な人にはオススメできません……。

大人にだってこれほど辛いのだから、ターゲット層の子どもたちは食べられないのでは? という疑問も……。とはいえ、グミなのに激辛というなかなかユニークなコンセプト、だけどちゃんとお菓子としておいしい、というあまりにも珍しい1品なので、日本でも発売されたらきっとウケるんじゃないかなぁ?

参照元:HARIBO
レビュー・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch