4月は新生活シーズン。進学、就職にともなう引っ越しなど、環境が変わって一人暮らしをする……という方も多いと思います。

毎月1日、11日、21日は「ステキなぼっちの日」。今回は、長崎からひとりで上京したときに感じた「九州からひとりで上京した人あるある」を紹介したいと思います。

夢を抱いて上京したものの、最初は遠く離れた九州と東京、カルチャーショックの連続でした。

【食文化編】

・うまかっちゃんとブラックモンブランがない心細さ

自炊もまだ慣れないし、ラーメンでも作るか……とスーパーに行くも、とんこつラーメン「うまかっちゃん」がない! そしておやつの定番、アイスの「ブラックモンブラン」もない。

九州なら絶対どこのスーパーでもコンビニでも置いてあるのに、これがまさか九州ローカルの食べ物だったなんて……。「サッポロ一番はみそ派? 塩派?」と聞かれても「うまかっちゃん派です」としか答えようがない九州民……。

今でこそ、ブームになった「ブラックモンブラン」はスーパーなどでときどき見かけるようになりましたが、「うまかっちゃん」だけはなかなか手に入らず、恋しいです。

・肉まんに酢醤油がつかない

九州は肉まんには酢醤油がつくのがデフォルトです。大阪出身の森本マリは関西からの上京者あるあるで「肉まんにからしが付いてなくてびっくり」と書いていましたが、九州人は九州人でコンビニで酢醤油がつかずに不思議に思うのでした。

・オ、オリジン弁当って何!?

お弁当が食べたくて「ほっかほっか亭」や「ほっともっと」を探しても、ほとんど見かけない! 九州ではそこら中にあったのに……かわりに見かけるのは、九州にはない「オリジン弁当」。

オリジン弁当の “お惣菜のグラム数で値段が決まるシステム” に慣れず、ファミレス並の値段になったり、ほか弁の「チキン南蛮弁当」が恋しくなったりするのは、九州から上京した人あるあるだと思います。

【人付き合い編】

・男子が「~だよね」「~じゃん」と話すことに慣れない

上京して大学で関東出身の男子と話して驚いたのが、話し方。一人称が「僕」で語尾が「~だよね」「~じゃん」なんて話し方の男子って、漫画やドラマの世界だけだと思ってたけど、ほんとにいるんだ!

九州男児の「おいが〇〇するばい」みたいなラフな話し方に慣れていたので、最初は慣れませんでした。

・九州出身者に出会ったときの親近感は異常

大学やサークル、バイト先で「出身どこ? 私は長崎」「私は福岡だよ!」と、お互いの出身がわかると「九州出身だったんだ〜!」と意気投合することも多々ありました。

自分とはぜーんぜんタイプの違う人でも、同じ九州出身というだけで親近感がわいて距離が縮まることもあるので不思議です。

【交通の便編】

・盆と正月の帰省の飛行機代が高すぎて震える

LCCの参入で昔よりずいぶん安くはなったものの、九州、沖縄出身者の盆と正月の話題は、帰省の飛行機代。

正規料金で取ると往復7~8万かかってしまうので、早割がいつスタートするかチェックは欠かせません。正月ぼっちは避けたいものの、かなりイタい出費です。

大学入学直後のゴールデンウイークにさくっと新幹線で地元に帰れる同級生をうらやましく思ったり、九州出身者以外からの「その値段出すなら海外行けちゃうね」に地味にショックを受けたりも……。

・千葉や神奈川に電車一本で気軽に行けることの衝撃

九州は山だらけなので、隣の県に行くには車がないとかなり不便だし、電車だと運賃も高くて時間もかかります。

ところが、東京から神奈川や、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城……と電車1本で1~2時間で行き来できることの衝撃といったらありません。

長崎から博多に行くには、特急かもめで片道2時間半、約5000円もかかるのに!

【帰ったときの喜びもひとしお】

上京して、東京の都会っぷりに圧倒されることもたくさんあるのですが、九州を出て初めて気づいた地元の良さもあります。

中でも、私が長崎に帰省するたびに噛みしめるのが、魚の美味しさと新鮮さ。これは東京だったら高いお店に行かないと食べられないんだろうな……ってレベルの魚がスーパーで買えて、お家で食べられるありがたさに震えます。

ではでは、九州から上京して一人暮らしを始めるみなさん、新生活楽しんでくださいね。

ぼっち度 ★★★★★
交通費高い度 ★★★★★★★★★★
故郷の味が恋しい度 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

執筆・撮影:御花畑マリコ
Photo: (c)Pouch