本日2019年3月3日は「ひな祭り」。今現在、おひなさまをお部屋に飾っているという人も少なくないことでしょう。

だからこそ読んでほしいのが、消費者庁が公式サイトと公式ツイッターで呼びかけている “注意喚起”

子どもたちが、ひな人形の飾りや部品を口や耳などに入れたりする事故に気をつけてほしいと呼びかけているんです。

【1年通して起こりがちな「誤飲事故」】

消費者庁は、国民生活センターと共同で、平成22年12月より医療機関から事故情報の提供を受けています。

ここで必ず寄せられるのが、人形や部品の誤飲事故に関する情報。ひな祭りに限らず起こっているようですが、目に見えるところに人形を飾る時期だからこそ、よりいっそう気をつけたいところです。

これをうけて、消費者庁では事故防止のために

・乳幼児の手の届くところにはひな人形を飾らないようにすること
・飾っている期間は部品が床に落ちていないか確認すること

を、広く呼びかけています。

【事例に震える】

消費者庁公式サイトで紹介されている、誤飲の例は次のとおり。

「人形の部品を誤飲。口から黒い1mm程度の破片と泡のようなものが出てきて、顔色が悪くなった。その後も顔色が良くならないため救急要請」(1歳)
「子どもが人形の髪飾りを自分の耳に入れてしまって取れなくなり、病院にて摘出」(8歳)

このように、子どもはいろいろなものに興味を持ち、触ったり、口に入れたりすることがあります。

ひな人形はいつでも飾っているものではないので、部品が1つくらいなくなっても気がつかないことだって、十分にあります。

口から何か出てきたら気がつくかもしれないけれど、ただ顔色が悪いだけだったら「病院には連れて行かずそのまま様子を見よう」という結論に至ってしまうことだってありうるのです。

その後に起こることを想像すると……背筋が凍りますよね。

【入れる場所は「口」だけとは限らない】

また例にもあるように、耳や鼻に入れて取れなくなるといった “思わぬ事故” につながる可能性も、大いにあります。

小さなお子さんが家にいるというみなさんは、くれぐれもお気をつけくださいね。

参照元:消費者庁Twitter @caa_kodomo
画像=Pouch編集部
執筆=田端あんじ (c)Pouch