“色彩” が人の心に与える影響力は、私たちが思っている以上に大きいもの。「青い色の食べ物を見ると食欲を失う」という話はきっと、あなたも聞いたことがあるでしょう?

映画における色の役割は特に重要で、作品全体に流れる空気を作って演出し、登場人物たちの感情をも、スクリーンを通して伝えることができる。そこへ焦点を当てることができるのが、本日ご紹介するツイッターアカウント「CINEMA PALETTES」です。

【名作映画のシーンを色で表してみた】

『スターウォーズ / フォースの覚醒』に『ハリー・ポッターと死の秘宝』、『オデッセイ』、スタンリー・キューブリックによるホラー映画『シャイニング』。日本からはジブリ映画『千と千尋の神隠し』、そして『魔女の宅急便』。

まだまだ名前を挙げ足りない! そう強く思ってしまうほど、こちらのアカウントにラインナップされている作品は名作ぞろいで、それぞれの下部には画面全体を構成する色が、カラーパレットのような状態で表示されています。

【色彩が世界観を作り上げている】

たとえば記者(私)が昨年ハマりにハマった映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のパレットは、空のに、砂漠と太陽光を表現するオレンジやブラウン、茶系の色が多くを占めており、この色味こそが、あの独特な世界観を作り上げる一端を担っています。

そのほかの映画にも同様のことが言えるわけで、カラー調整が観客の感情に訴えかけるうえで欠かせない要素であることを、改めて感じさせてくれます。

【新たな視点から映画と向き合える♪】

カラー調整するスタッフのセンス次第で、映画全体の雰囲気が大きく変わってしまうこともある。作品の魅力を新たな視点でとらえることができる「CINEMA PALETTES」を、あなたもさっそくチェックしてみて。

参照元:Twitter / CINEMA PALETTES
執筆=田端あんじ (c)Pouch