2018年4月3日、イギリスのウォークリッシャー警察(Warwickshire Police)が、公式サイトとツイッターに強盗事件の犯人の顔写真を掲載。犯人逮捕に向けて、情報提供を広く呼び掛けています。

公開された顔写真は、瞬く間に話題に。ツイッターではリツイート数2万3000超、「いいね」の数に至っては3万8700超という大きな反響を呼んでいます。

それにしても……犯人の顔写真はなぜ、これほどまでに注目を集めたのでしょう? 犯人が有名人ならまだしも、わたしが見たかぎりでは全く見知らぬ人物です。

あえてひとつ、理由をあげるとするならこれほど個性的な口もとをしている人は、非常に珍しいからかも!?

【すっごくインパクトあるな…】

ウォークリッシャー警察が公開したのは、黒いニット帽をかぶり、もみあげから口周辺に短いヒゲを生やした男性の顔写真。

真っ先に目を奪われるのは、左右に大きく引き伸ばされたかのような口で、前歯はすべてむき出しの状態。その様相は、ディズニー映画『ふしぎの国のアリス』に出てくるチェシャ猫を彷彿とさせます。

これは被害者の証言をもとに作られたもので、イーフィットと呼ばれる「電子顔識別技術(Electronic Facial Identification Technique / E-FIT)」で作成されたそうです。これほど印象的な顔なら、わりかしスグに見つかりそうな気がするんですが……!

【エイプリルフールのネタだと疑う人が続出】

犯人の顔写真のあまりのインパクトに、ツイッターは大騒ぎ。

「エイプリルフールのネタなのか!?」と疑った人も少なくなかったようで、「被害者が噛まれてなければいいけど」(歯がむき出しだから?)な~んて茶化すようなコメントが続々。

なかにはアイコンを犯人の写真にする人まで現れたそうで、突如として “お祭り騒ぎ” 状態となってしまったんです。

【笑い事じゃない!と警察が一喝】

ツイッターでのこの騒動に、ウォークリッシャー警察は「冗談はさておき、顔写真は証言から作成されたものであり、女性が恐ろしい犯罪の被害者になったことは極めて深刻だ」と苦言を投稿しています。

ちなみに、この事件が発生したのは2月5日の午後2時ごろ。ロンドンのストラットフォードにある住宅に、2人組の男が業者を装って侵入。1人が居合わせた40代女性の気をそらす間に、もう1人が金品を物色していたのだそう。犯罪に気がついた女性は、家から立ち去るよう命じましたが、犯人たちは多額の現金を奪って逃走したとのことです。

奪われたのは現金だけ、命が無事で本当に良かったです。1日でも早く犯人が見つかりますように!

参照元:Twitter @warkspoliceWarwickshire Police
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼お顔を見るかぎりでは、スグに見つかりそうだけど…(2回目)