道端に捨てられているチューインガムを踏んづけた経験、きっと誰しも1度くらいはあると思うんです。あの瞬間の、なんともいえない不快感を思い出すだけで、うんざりしてきちゃう~!

オランダの首都アムステルダムでは、 毎年150万キログラムのガムが街に捨てられているといいます。ガムはタバコの吸いがらの次に多いゴミらしく、ガムの除去にかけているお金は数億円にものぼる(!)のだとか……。

この状況をなんとかしようと生まれたのが、捨てられたガムをスニーカーとしてリサイクルしようというアイディアです。街にとって “厄介者” でしかなかったガムがオシャレアイテムに生まれ変わるだなんて、一体誰が想像できたでしょうか。

【ガムが使用されているのは「ソール」部分】

ガムをリサイクルしたスニーカーの名前は、「ガムシュー(Gumshoe)」。ド直球なネーミングがわかりやすくて、好印象を持ってしまいますね。

商品開発のためタッグを組んだのは、アムステルダムのPR活動を行う団体「I amsterdam」、ファッションブランド「Explicit Wear」、ガムをリサイクルし廃棄物ゼロを目指す企業「Gumdrop」。ガムはスニーカー全体ではなく、ソールの部分にだけ使用されているようです。

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【クールなブラックと華やかなピンク、どちらを選ぶ?】

デザインを手がけたのは、ガム製ソールを生み出した「Gumdrop」に勤務するデザイナー、アナ・ブルスさん。

ソール以外の部分はレザー製で、カラーはブラックとピンク。ブラックのほうはソールのみレッドカラーになっていて、クールな雰囲気。一方のピンクはソールもその他の部分もすべてピンク色に染まっていて、パッと花が咲いたかのように華やかです。

【ソール裏のデザインにもグッときます】

スニーカーのデザイン自体は至ってシンプル。

どんな洋服にもぴったりマッチしそうなのですが、ソールの裏をよ~く見ると、そこにはアムステルダムの市内地図が! こういう “見えないオシャレ” って、ホント心憎いですよねぇ。

【素朴な疑問:ガムの匂いはするのかな?】

「ガムシュー」は「Explicit Wear」のウェブサイトにて現在予約受付中で、2018年6月17日時点では、199.95ユーロ(約25000円)ディスカウント価格の49.95ユーロ(約6400円)で購入することが可能でした。この先、価格が変わる可能性もあるので、買う前にチェックしてみてください。

ちなみに……特にピンク色の「ガムシュー」は、色の鮮やかさが本物のガムを連想させて今にも甘~い匂いが漂ってきそうなのですが、実際には匂いはしないそうです。ちょっぴり残念に思ってしまったのは、わたしだけじゃあないよね!?

参照元:Gumshoe AmsterdamExplicit WearYouTubeInstagram @explicitwear
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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