おでんが食べたい……そんなひとりの寒い夜。今まではコンビニに行っていました。

ところが最近、意外な場所で「ひとりおでん」を楽しめるお店を発見したのです。それは東日本を中心に日本各地に展開されているカフェチェーン店「プロント」です!

毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は「ステキなぼっちの日」です。Pouchでは担当ライターが体を張ってぼっちの限界に挑み、ぼっちの可能性を広げるべく、世の中のさまざまな場所でぼっちでも楽しく過ごせるかどうかを誠心誠意、検証しています!

ということでプロントで「ひとりおでん」です。しっぽり味わってきます。

【夜のプロントはひとり客多し】

昼間のプロントは、コーヒーやパスタなどが楽しめるいわゆる“喫茶店”っぽい雰囲気。ですが17時半以降は、お酒やおつまみが楽しめるバータイムとなり、雰囲気が一変。18時過ぎに店内に入ると、PCをしながらビールを飲むお客さんであふれていました。ひとり客多めです。

ひとり客仲間の多さにホッとしつつ、周りと同じくジョッキビールを注文しました。

居酒屋のようなガチャガチャ感がなく、カフェならではの居心地の良さで、うっかり長居しちゃいそうです。

【これが、おでん!?】

1月7日よりプロント冬の新作メニューとして登場したのが、まさかの「おでん」。バーと言っているのに、超和風なおでんを出すなんて想像できないよ! メニューを開いてもピザとか生ハムとかピクルスとか洋風ばっかり。こんなところに、「おでん」がいるわけ……

いたーーーーーーーー!!!

……けど、これがおでん? とってもオシャレな料理なんですけど! たしかに「プロント風おでん」って書いてあるけども!!

【3種類のオリジナルおでん】

メニューに掲載されていたのは「おでん 大根とマッシュルームのポルチーニソース」「おでん 信田はんぺんと出汁餃子」「おでん 玉ねぎと辛口ソーセージのトマトクリーム」の3種類。

大根やはんぺんなど、おでんの定番を抑えつつ、プロント流にアレンジしたそうな。さらにパンと一緒に食べると美味しいと店員さんに教えてもらいました。

どれを食べるか迷った結果、腹ペコだったので全種類注文してみました。

【大根しみしみ!玉ねぎトロトロ!】

数分後にやってきたおでんは、アヒージョが入っているような分厚い耐熱皿で登場。熱々の証拠として、湯気も上がっています。

「大根とマッシュルームのポルチーニソース」(490円)は、箸がスッと入るやわらか〜い大根。パクッと食べるとキノコの出汁がじゅわぁ〜。濃厚ポルチーニソースが絡むことで、今までに食べたことのないクリーミィな洋風おでんに! 素朴な大根も好きだけど、洋風おでんもハマルゥ!

そして「信田はんぺんと出汁餃子」(450円)は、ごま油とネギの香りが食欲をそそる一品。人生初の油揚げで挟んだはんぺんは、油揚げのおかげか普通のはんぺんより、出汁をたっぷり吸っています。なのでガブっと食べると熱々のお汁が溢れだす〜〜〜! フーフーして食べるのがオススメです。

最後は「玉ねぎと辛口ソーセージのトマトクリーム」(390円)。甘くてトロトロになった玉ねぎにコクのあるトマトクリームが絡んで、間違いない美味しさに。添えられているピリ辛のソーセージのおかげで、甘みと辛みのバランスがいい洋風おでんでした。

【総括:考えるな感じろ】

途中で、オススメされたバケットを追加して、スープにたっぷり浸してパクリ。最後の一滴までパンに吸わせて完食しました。ごちそうさまです。

食べる前は「これは、おでんなのか? 煮物じゃないのか? スープじゃないのか?」と警戒していたけど、食べてわかったことはただひとつ……美味しければ全てよし! デス!

大人になると「初めて」が減ってくし、むしろ新しいことを怖く感じる。ぼっちならなおさら。だけどプロントの新しい「洋風おでん」は、悩める大人ぼっちの心を優しく温めてくれる美味しさと懐を持っていました。

まだ食べたことがないアナタも、ぜひふらっと挑戦してみてくだされ。

孤独度 ★
満足度 ★★★★★
オススメ度 ★★★★★

参考リンク:PRONTO
撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch