本日紹介するのは、アメリカNYに10年ほど暮らしている女性ジャーナリスト、コリーン・ハガチーさんが遭遇した、ちょっと不思議で可笑しな出来事。その瞬間をとらえたショットがTwitterに公開されておりました。

日曜のお昼どき、ユニオンスクエアとグランド・セントラルの間を走る地下鉄に乗っていたときのこと。ふと足元を見ると、突如シートの下からシャンパンのボトルが転がり出てきたではありませんか。

乗客たちは気がついたものの、ほとんどが見て見ぬふり。立ち上がって寄っていく人は1人もいなかったのだそうです……グレーのスーツに身を包んだ若い紳士以外は、ね。

【未開封だったシャンパンを抜栓】

海外サイト「Mashable」がハガチーさんへ行ったインタビューによると、グレースーツの男性はおもむろにシャンパンボトルを拾い上げると、そのままフタを開けたのだそう。どうやらシャンパンは、未開封の状態で放置されていたようなんです。

【隣の男性「オレにも飲ませろ~!」】

男性の行動に気がついた乗客たちは、クスクス笑ったりカメラを向けたりと、終始和やかムード。するとそのうち、グレースーツの男性の隣に座っていた帽子の男性も飲む気になったようで、2人で空き瓶が転がっていないか探し始めたのだそうです。なにか注ぐものがないと、乾杯できないもんねぇ。

【初対面同士だけど…乾杯で仲良しに♪】

他の乗客が空き瓶を見つけて彼らに渡すと、2人の男性は、ようやくシャンパンでカンパーイ! 周囲にいた人々もずっと笑っていたようで、この日の地下鉄車内はとびきりハッピーな空間と化していたようです。

たとえフタが開いていなくとも、放置されていた飲み物を飲むというのは、さすがに勇気が要ります。わたしなら色々なことを考えてあきらめちゃいそうだけど、シャンパンにありつけた男性たちは嬉しそう。シャンパンが繋いでくれた縁に、改めてカンパーイ☆

参照元:Twitter @colleenhagertyMashable
執筆=田端あんじ(c)Pouch