袋系インスタントラーメンの王道ともいえる「サッポロ一番 塩らーめん」。その驚くべきアレンジ術を公開しているという本が、先月発売されました。

それがマッキー牧元さんによる『超一流のサッポロ一番の作り方』。誰が食べてもおいしいあのサッポロ一番が、アレンジレシピでこれまでにない味わいになっちゃうってこと……!?

いったいどんなアレンジが掲載されているのか、どれほど常識を覆すものとなっているのかとっても興味を惹かれたので、このたび本を購入。その中から実際に一品を作ってみることにしました!

【使うのは「サッポロ一番 塩らーめん」!】

サッポロ一番は最初に作られた「しょうゆ味」や「みそ」、「豚骨」などがありますが、『超一流のサッポロ一番の作り方』で使うのはすべて「塩らーめん」。なんでも「無限のアレンジが広がる懐の深さが魅力」なんだとか。

本を開いてみると「タンメン風」「カルボナーラ風」といったレシピのほか「ホーチミン風」「エスニックつけ麺風」といった変わり種も。悩んだ結果、今回は珍しい「メキシコ風」にトライしてみることに!

【難しそうに見えて、拍子抜けするほど簡単】

こちらのレシピですが、ややこしそうに思えて実は少ない材料でできるのがGOOD! そろえるのはトマト、ピーマン、玉ねぎ、レモン汁、香菜、タバスコ。ちなみに、他のアレンジレシピも家にある材料だけで作れそうなものばかり。小腹が空いたときにさっと作れるのがありがたい!


作り方は、ざっくり言うと、野菜を細かく切ってレモン汁と混ぜたものをサッポロ一番の上に入れ、タバスコをふり、葉をちぎった香菜を添えればできあがり。ホント、簡単に作れちゃいます。

【トマトや香菜のきいたサルサ風味に変身!】

お味はというと……えええーーーーっ、“サッポロ一番 塩ラーメン感”が消えてるーーーっ!! サッポロ一番 塩ラーメンって実は意外とパンチある塩味してると思うんですが、言われなければわからないほどおとなしくなってる! これはちょっと衝撃でした。

かわりに玉ねぎやピーマンのシャキシャキ感、トマトの酸味、香菜の風味がとっても効いています。

要するにこれ、サルサっぽいトッピングなわけですが、タバスコをかけることでさらにメキシカンな味わいに! いやあ、ここまで別物の味になるのはビックリです。

でも、これがしょうゆ味やみそ味だったら絶対に合わなかったはず。サッポロ一番 塩らーめんが持つ「懐の深さ」の意味、なんとなくわかったような気がします。

【購入の際はここだけご注意あれ☆】

袋入りのインスタント麺は5個パックのものを買う人も多いかと思いますが、同じ味が続くと飽きちゃうので、こんなふうにアレンジを楽しめるのはうれしい限り。キムチや韓国海苔を使った「ソウル風」、トマトやモッツァレラチーズ、バジルを使った「ナポリ風」などもおいしそうだし、ほかにもいろいろと試してみたいところです。


詳しいレシピを知りたい方はぜひ『超一流のサッポロ一番の作り方』を購入して、ご自身で作ってみてください。皆さんのサッポロ一番ライフがさらにはかどること請け合いですよ~!

……ただし! タイトルを見て私は一冊まるまるサッポロ一番のアレンジレシピが載っていると早合点してしまったのですが、それは最初のほうのみでレシピも10品程度。あとは焼きそばや卵かけご飯のアレンジレシピ、吉野家の牛丼や王将の餃子などの食べ方に関するコラムなどが続きますので、そこだけはあらかじめご注意を。

参考:BOOKぴあ
撮影・執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch