冷やし中華やそうめん、ちらし寿司など、夏にパッと作って食べたいレシピに高頻度で登場する錦糸卵。あれ、作るのって大変ではありませんか?

記者は、錦糸卵をフライパンで作るのが面倒で、錦糸卵なしの冷やし中華などを作ってひんしゅくを買っているのですが、思いつきました。錦糸卵はレンジで作れるかもって。それでやってみたら、とっても簡単に作れて、今までの錦糸卵なし人生は何だったのだろう、と疑問に感じるほどでしたので、みなさんにご紹介します。

<用意するもの>
・ 大きめの皿
・ サランラップ(皿をすっぽり覆えるくらいの幅のもの)
・ 卵(必要量)
・ 電子レンジ

<作り方>

1.大きめの皿を、サランラップですっぽり覆います。なるべく皿とラップの間に空間ができないように、密着して覆う方が薄い卵が作れます。

2.その上に、卵をたらします。卵白が盛り上がっていない古い卵の方が薄く焼けます。スプーンなどでなるべく大きめに広げます。

3.電子レンジで2分温めます。途中でラップがぶくぶくと持ち上がったりして焦りますが、平然と見守ってください。

4.卵が固まっていなかったら、こんな感じに固まるまで繰り返して温めてください。

5.まな板を上に乗せて、ひっくり返します。

6.温かいうちだと簡単にラップをはがせます。

これを何枚も作って、重ねて細く切れば錦糸卵のできあがりです。もちろん、糸のように細い錦糸卵を作るには、電子レンジで卵を薄く焼くのではかなり難しいですが、トップ画像のような雑なものでいいのであれば非常におススメです。わざわざフライパンを出す手間もなく、とても簡単。夏の簡単調理にお役立てください。

卵って古い方が利用価値が高い場合もありますね。今回の錦糸卵しかり、ゆで卵しかり。すべての卵が、生卵で食べるつもりの消費期限をつけているのがもったいない気がします。牡蠣などのように、「生食用」「加熱用」と分けて、加熱用のものは消費期限をもっと引き延ばせばいいのにな、なんて考えました。

(文、写真=山川ほたる)