学校によって様々な校則が存在しますが、長野県の小学校にはちょっと変わった掃除ルールがありました。

それは『無言清掃』。

読んで字のごとく、「無言で清掃する」というもので、掃除中に言葉を発っさず、空気を読みながら掃除をするのです……!

【静かな静かな掃除の時間】

掃除中、生徒たちは一切しゃべってはいけないため、「ここ掃除終わった?」「ここやるね」といった友人との掛け合いを、空気を読みつつアイコンタクトなどで対応。

聞こえてくるのは、ほうきを掃く音、雑巾がけの足音、机を動かす音のみ。

たまに掃除中なのに男子が笑わせてきたりして、みんなで笑いを必死に咳でごまかす、なんて状況もありました。

【他県出身者に話したらドン引きされたよ】

この話を編集部にいる他県出身者に話したところ……

千葉県「俺の県にはあってほしくない文化」
北海道「それってどんな効果があるんですか?」
長崎県「正直に言いますね。ちょっと怖いです!」

と驚かれたではありませんか。まぁたしかに振り返ってみると独特な文化だな〜と思うのですが、当時はこれが普通。むしろ全国の小学生がやっているものだと思っていました。

【そもそも無言清掃の意味とは?】

大人になって「無言清掃」を振り返ったいま、一体どんな意味があったのかなと考えてしまいます。

しゃべってサボることを防ぐためだったのでしょうか。それとも「この宿題が終わるまでマンガ読まない」など制限ルールの掃除版?正直、謎です。

みなさんの学校の掃除時間はどうでしたか? もし長野県意外で無言清掃している地域があったら教えてください!

執筆:信濃タオ
Photo: (c)Pouch